シーズン1では、シモーネの1年目と同等以上の成績で終える事ができたけど、スクデットは取れなかった事が少し心残りではある中、シーズン2に入った。
移籍市場
方針
シーズン1では、セリエA、CLそこそこの結果は出たので、もう少し選手層厚くすればスクデットはもちろん、CLベスト4も夢でないので、戦力の底上げを図りたい。
- 若くて潜在能力の高いディフェンダーの獲得。
- 他チームからオファーがあった選手について、同じポジションで同等以上の能力を持つ選手がオファーと同等程度の移籍金で獲得できるのであれば、オファーに応じてその選手を獲得することで選手層の底上げをする。
主な獲得・放出
獲得 ラフォン、パリージ、テュラム、ゴセンス、アスラニ、カイルウォーカー(レンタル)、アントニオ・シルバ(買取義務付きレンタル)
放出 ディマルコ、ピナモンティ、ムヒタリアン、ダルミアン、マレス
方針にも書いている通り、獲得オファーがあり、代わりの選手が獲得できそうなポジションのディマルコは放出し、エンポリからパリージ獲得、ムヒタリアンとダルミアンはオファーがあって2人とも衰え始めていたので放出。ムヒタリアンの代わりは、昨シーズンコープマイネルズ獲得したし、アスラニ獲得したから問題ない。あとダルミアンの代わりは、シティにカイルウォーカーのレンタルを打診したら年俸半分持ってくれればいいよとの事だったので、彼をレンタルする事にした。テュラムはルカクがいなくなったフォワードの穴埋め。どこまでカバーできるかは何とも。
主な獲得選手の紹介
テュラム
お父さんはフランス代表のディフェンダーでワールドカップ優勝メンバーである。ルカクがチェルシーに戻り、再度のレンタルができなかったということで、獲得した選手。ルカクとはタイプも違うし、昨シーズンのルカク並みの活躍をすることを期待するのには、無理があるがバランス、強靭さに加え、スピード、ドリブル・テクニックも高いので、そこそこかできることを期待したいが、決定力、冷静さが少し低めなのが気になる。
アントニオシルバ
完全移籍は翌シーズンだが、潜在能力の高さを買って獲得した。空中戦に強く、予測力、冷静さ、判断力などを備えていて、ディフェンダーの基礎となるタックル、マーキング、ポジショニングもそこそこ高く、これから成長することも考えればさらに伸びしろがあるとみた。
パリージ
ディマルコにオファーがあり、悩んだ末に代わりの選手として獲得。スピード、加速力に加え、ドリブル能力もあるため、攻撃参加による左サイドを制圧することを期待する。
ラフォン
オナナに代わる選手として獲得。あまりキーパーの能力にはこだわりはないが、オナナと大差ないと思う。このクラブは財政が弱いため、少しでも選手を高く売り、クラブの経営基盤を強固にしてヨーロッパのカップ戦で戦えるチームを作りたい。
カイルウォーカー
期限付き移籍で獲得。この年齢の選手を獲得するのは好きではないが、新たな右サイドバックを獲得するだけの資金もないし、彼自身、実績がとてもある選手であり、かつこの年齢でもスピード、加速力があり、運動量も高いため、右サイドで存在感を出せると判断して獲得した。健康さも高いため、1年くらいはこの能力を維持できるのではないかと思う。
フォーメーション
5-2-1-2
昨シーズンの実績から、このフォーメーションが攻撃と守備のバランスが一番よいので、ファーストチョイスとした。3バックは右からシュクリニアル、デフライ、バストーニで右WBにドゥンフリース(ウォーカー)、左WBがパリージ(ゴセンス)、中盤はバレッラ、ブロゾビッチにトップ下にチャルハノールまたはコレア、ラウタロ、ジェコの2トップとした。役割は昨シーズンと同様としている。
4-3-1-2
昨シーズンのCLグループステージの破壊力が忘れられないので、試合の状況を見てこのフォーメーションを使用しようということで、セカンドチョイスとしての採用。ただ、昨シーズンはフィジカルと空中戦に強いルカクがいたから機能した感は否めず、昨年と同じように通用するかは未知数。役割は昨シーズンと同様としている。
結果
セリエA
優勝(勝ち点87、26勝9分3敗、得点83、失点33)
最終節までもつれて、その最終節の相手のナポリに大苦戦したものの、最後はラウタロのロスタイム弾でスクデット獲得。得点は大して変わらないので、数字上ではルカクの抜けた穴は埋めれているふうにみえる。
最終節まで持つれ、それも勝利が絶対条件であったが、その相手のナポリに大苦戦した。ホームゲームでバレッラのビューティフルゴールで先制したが、すぐにラスパドーリに決められて同点に。そこから勝ち越し点をあげることができずに迎えたロスタイム2分、ペナルティエリアに放り込んだロングボールをゴセンスがヘッドで真ん中に折り返し、それをラウタロ・マルティネスがヘッドでゴールに突き刺して劇的ロスタイムスクデット弾となった。
シーズン最初、バレッラ、ブロゾビッチ、コープマイネルズなどのスタメンメンバーが軒並み怪我したりした影響で思うように勝ち点を積み上げることができなかったが、復帰してからはそこそこ成績が安定した。フォーメーションは、4-3-1-2の効果がさほどなかったため、ほぼ5-2-1-2でシーズンを戦った。ただ、アウェーでなぜか決定力を欠いて勝ち点を落とすことが多々あった。3月上旬くらいに首位に立ったが、そこからは2位のユベントスも勝ち点を落とさずくらいついてきた。そのため、優勝の行方は最終節までもつれた。
ルカクが抜けて、ラウタロを主軸としてシーズン2に臨んだ。リーグ戦31ゴールで期待通り活躍してくれたことがスクデットをとれた大きな要因の1つだと思う。あとはシュクリニアル、バストーニを中心としたディフェンスの奮闘、記録にあらわれていないがバレッラ、ブロゾビッチ、コープマイネルズらの運動量豊富な中盤の貢献も大きいと思う。カイルウォーカーもここぞというところでアシストをしていたので、レンタルしてよかったと思っている。
成績
CL(欧州チャンピオンズリーグ)
ベスト4(リバプールに惜敗)
グループリーグを2位通過、決勝トーナメント1回戦でバイエルンをPK戦で勝利し、ベスト8ではPSGにトータルスコア3-1で勝利した。しかし、準決勝では初戦の3失点が響き、惜しくもトータルスコア2-3で敗退となった。対戦相手はすべてチャンピオンズリーグの優勝候補と呼ばれるチームが相手だったから、我らがインテルもなかなか捨てたもんじゃないなと思った。
グループリーグは、レアルマドリード、アーセナル、ニースというまたしても死のグループで、しかも第1節、第2節は中盤にけが人が多くて苦しかったが、セットプレイによる得点を守り切って2連勝。しかし、レアルマドリードに勝ち点1点しかとれず、しかも次のアーセナル戦にも敗れて、最終節までもつれこんだ。それでもニースを最終節2-0で下してなんとか2位に滑り込んだ。決勝トーナメント1回戦の相手は、またしてもあのバイエルンとなった。決勝トーナメント1回戦の頃はアウェーの成績が悪くて、ホームでどれだけアドバンテージをとれるかにかかっていたが、ホームの第1戦で痛恨のドローとなってしまい、アウェーの第2戦はあきらめていたが、何とか同点で120分を凌いで、PK戦で双方ともに5人全員決めて、6人目をラフォンが止めて勝利した。
その後、決勝トーナメント1回戦でPSGと戦い、これもホームの第1戦は引き分けたが、第2戦のアウェー戦をなんと2-0で勝利して、ベスト4へ進出した。リバプールには負けたが、よくここまで戦ってくれたって感じですね。
成績
イタリアカップ
準優勝
ミランに勝ったところまではよかったが、決勝でアタランタに完敗した。正直なすすべがなかった。原因はよくわからない。
成績
イタリアスーパー杯
準優勝
イブラヒモビッチにハットトリックされて、なすすべもなく敗戦。
総括
スクデット獲得し、CLはベスト4なのでいうことないシーズンだったと思う。このシーズンでジェコとハンダノビッチが引退となった。彼らの代わりとなる選手や両サイドバックの控えの確保などの課題はまだまだ山積みなので、シーズン3はシーズン2以上の成績をあげることができるように良い選手を補強していかないといけない。